会計の過去と未来
ACTION AGENDA「行動指針」
経営者の一番の関心事は何でしょうか?
それは、「未来をどう創り込むか?」ということだと思います。
これがイメージできれば、会社経営はもっと前進するからです。
しかし、これは簡単にはわかりません。
では、「どうせわからないことだから・・・」とそのままにしておいてもいいのでしょうか?
会計には 『未来会計』と『過去会計』があります。
私たちが、日常、税務申告のために行っている会計(税務会計)はまさに申告納税額を計算するための会計であり、『過去会計』といえるでしょう。
しかし、残念ながら、この会計では経営の実態を正確に把握することは出来ません。では、経営に最も必要なのはどのような会計でしょうか?
そうです。
未来を描くことができる『未来会計』です。
未来を創り込むことが可能な会計です。
創り込む未来の姿を少しでもイメージできるようにする。
これが会計の役割とも言えます。
過去の流れから会社の動きを知り、自社の実力を知り、今後の未来を創り込む。
これが正に、経営者が会計を理解する目的です。
過去を知ることの意味はそこにあります。
歴史を勉強するのも、同じです。
そして、学ぶだけでなく、これから先に活かさなくてはなりません。
未来のあるべき姿に創り込むには、まず現在の姿が正確に会計として反映されていなければ話にならないのです。
だから、経営に「会計」が必要なのです。